はやぶさミッション 完全まとめ
📅ミッション全体タイムライン
2003年
はやぶさ 打ち上げ 初代
小惑星イトカワへ向け打ち上げ
2005年
イトカワに到着・サンプル採取
世界初の小惑星タッチダウン
2010年
はやぶさ 地球帰還 成功
微粒子約1,500個を回収。世界初の小惑星サンプルリターン成功
2014年
はやぶさ2 打ち上げ 2代目
小惑星リュウグウへ向け出発
2018-19年
リュウグウ到着・探査・人工クレーター作成
地下サンプルも採取。2回のタッチダウン成功
2020年
カプセル帰還・はやぶさ2は拡張ミッションへ 成功
約5.4gのサンプル回収。本体は次の小惑星へ旅立つ
2022年
23種のアミノ酸検出を発表 大発見
リュウグウサンプルから地球外由来と確定
2025年12月
H3ロケット8号機 打ち上げ失敗 失敗
みちびき5号機(GPS衛星)を喪失。2段エンジン異常が原因
2026年度
MMX 打ち上げ予定 次のミッション
火星の衛星フォボスへ。世界初の火星圏サンプルリターンを目指す
2029年
はやぶさ2本体 小惑星1998 KY26 に到着予定
拡張ミッション継続中。まだ現役で飛行中
⚖️はやぶさ初代 vs はやぶさ2 比較
項目 🚀 はやぶさ(初代) 🚀 はやぶさ2
打ち上げ2003年2014年
目的地小惑星 イトカワ(S型)小惑星 リュウグウ(C型)
サンプル量微粒子 約1,500個約5.4g(地下含む)
地球帰還2010年2020年(カプセルのみ)
特殊装備なし人工クレーター用インパクター
本体のその後大気圏で燃え尽きた拡張ミッションで飛行継続中
主な発見宇宙風化の確認、ラブルパイル構造アミノ酸・水・有機物(生命材料)
💡カプセル分離の仕組み
🛸
本体 地球接近
上空約22万kmで接近
📦
カプセル切り離し
サンプル入りカプセルだけ地球へ投下
🔥
大気圏突入
約3,000℃の高熱に耐える耐熱設計
🪂
着地
パラシュートでオーストラリアへ
🚀
本体は次の旅へ
スイングバイで別の小惑星へ出発
📊リュウグウサンプルの主要発見内訳
🔬サンプル分析で解明されたこと
🌊 地球の水の起源
リュウグウの含水鉱物の水素同位体比が地球の海水と近く、小惑星が地球に水を運んだ説を強く支持。長年の「彗星説vs小惑星説」論争に決着の糸口。
🧬 生命材料の宇宙起源
23種のアミノ酸を検出。厳密管理のサンプルから発見したため「地球汚染」の可能性を排除。宇宙由来と確定できた世界初の成果。
⏳ 46億年前の物質
人工クレーターで掘り出した地下サンプルは宇宙風化ゼロ。太陽系誕生当時の化学状態をそのまま保持した物質を初めて直接分析できた。
☄️ 小惑星の構造
イトカワはバラバラの岩が重力で集まった「ラブルパイル構造」であることを物質レベルで確認。小惑星の成り立ちの謎を解明。
🚨H3ロケット打ち上げ失敗(2025年12月)
【失敗】H3ロケット8号機(2025年12月22日)― 2段エンジン燃焼が約4分早く停止。搭載していた準天頂衛星「みちびき5号機」を喪失。日本版GPSの運用計画に影響。
ロケット 失敗回 時期 原因 失われたもの
H2A 6号機 — 2003年 固体ロケットブースター分離失敗 情報収集衛星
H3 初号機 1回目 2023年3月 2段エンジン不点火 先進光学衛星「だいち3号」
H3 8号機 2回目 2025年12月 フェアリング分離異常→2段停止 みちびき5号機(GPS)

※ 2026年4月に原因究明中間報告がまとめられ、打ち上げ再開に向けた対策が了承された。

🔴次のサンプルリターンミッション:MMX
🛸

MMX(火星衛星探査計画)― 2026年度打ち上げ予定

世界初・火星の衛星「フォボス」からのサンプルリターンを目指す国際プロジェクト。JAXA主導、NASA・ESA・フランス・ドイツが参加。フォボスのサンプルを持ち帰り、火星圏の起源や地球型惑星の水・有機物の由来を探る。帰還は2031年頃の予定。

項目 はやぶさ2 MMX
目的地小惑星 リュウグウ火星の衛星 フォボス
地球からの距離約3億km約2〜4億km(変動)
打ち上げ2014年(済)2026年度予定
帰還予定2020年(済)2031年頃
世界初の意義小惑星サンプルリターン火星圏サンプルリターン
参加機関JAXAJAXA・NASA・ESA・CNES・DLR
🥧はやぶさシリーズの成果・世界初の数